初心者向け!アカハライモリの飼育方法をわかりやすく解説

ペット関連

▶はじめに

アカハライモリは、比較的飼いやすく長生きする両生類です。

お腹が赤くてかわいい見た目と、丈夫な体質から初心者にも人気があります。

しかし、「飼ってみたいけど、どうすればいいの?」という人も多いはず。

この記事では、初心者でも失敗しないアカハライモリの飼育方法をわかりやすく解説します!


▶アカハライモリってどんな生き物?

まずは、アカハライモリの基本情報を知っておきましょう。

学名:Cynops pyrrhogaster

寿命:10年以上(飼育下では20年以上生きることも)

性格:のんびりしていて動きがゆっくり

生息地:日本の水辺(田んぼ、池、山の湧き水)

特長:お腹が赤い・毒(テトロドトキシン)を持つ

毒について

アカハライモリの皮膚には「テトロドトキシン」というがありますが、触るだけなら問題なし!

ただし、手を洗わずに目や口を触らないようにしましょう。


▶飼育に必要なものは?

アカハライモリを飼うために、まずは環境を整えましょう!

① 水槽(30cm以上がおすすめ)

✅ 1匹なら20cm水槽でもOK(2〜3匹なら30cm以上が安心)

フタは必須!(意外と脱走するので要注意)

⚠アカハライモリは脱走名人の異名を持つほど少しの隙間でも脱走してしまいます。

実際に筆者の飼育しているイモリも少しの隙間ができたスキに脱走したことがありました。。。

② 水場と陸地を用意

水深は5〜10cmが理想(泳げるスペースが必要)

陸地はコルク・流木・石などで作る

浮島を置くのもアリ ←筆者はこちらと水草を採用しています。

③ 水質管理(カルキ抜き必須)

カルキ抜きをした水を使用(市販のカルキ抜き剤を使う)

ろ過器はなくても飼えるが、週1回の水換えが必要

水流は弱めがベスト(強いとストレスになる)

⚠ろ過器を使用する際は、水流が発生しないエアー稼働式のろ過器を使いましょう。

④ 温度管理

適温:15〜25℃(夏は暑すぎに注意!)

ヒーターは不要!低温にも強い

夏は冷却ファンや凍らせたペットボトルで対策

⚠真夏、真冬共にエアコンが切れた部屋だとすぐに範囲外の温度になるため注意が必要です。

低温はそれなりに強いですが、高温には弱いため水温が30℃以上にならないよう夏場は特に注意しましょう。

⑤ 隠れ家を作る

流木・岩・シェルターを設置してストレスを減らす


3. エサの種類と与え方

アカハライモリは肉食なので、動物性のエサを与えます。

① エサの種類

生餌(大好き!)

  • ミミズ
  • 赤虫 ←一番食いつきがよく冷凍赤虫をよく与えています。
  • イトミミズ

人工飼料(慣れれば食べる)

  • イモリ・カメ用のペレット ←沈下性の方がよく食べてくれます。
  • 魚の切り身やエビ

② エサの頻度

成体(大人):2〜3日に1回(食べ残しなしの量)

幼体(子ども):毎日少量ずつ

エサのポイント!

  • ピンセットで与えると食べやすい
  • 食べ残しはすぐに取り除く(腐ると水質が悪化)
  • 食欲がない時は水温やストレスをチェック!

4. 飼育の注意点(これだけは守ろう!)

アカハライモリを長く元気に飼うために、絶対に気をつけたいポイントを紹介します。

① 水質管理をしっかり!

最低でも週1回は水換えをする(ろ過なしの場合は週2回)

水換えの時はカルキ抜きを忘れずに!

② 混泳はNG!

魚や他の生き物と一緒に飼うのは危険!

共食いの可能性があるので、小さい個体同士の混泳も注意

⚠イモリはおバカさんなので口に入るものは同種だろうと餌と認識してしまいます。

繁殖など行う予定の方は絶対に同じ水槽で飼育しないようにしてください。

水草についている卵も見つかるとすぐ食べられてしまうので繁殖予定の方はすぐ回収しましょう。

③ 触ったら手を洗う!

毒は微量だけど、口や目を触らないようにする

④ 夏の暑さ対策を忘れずに!

30℃以上になると弱るので、冷却ファンを使う

直射日光の当たる場所に水槽を置かない


5. まとめ:アカハライモリは初心者向けだけど油断は禁物!

アカハライモリは、飼育が簡単で初心者にもおすすめですが、水質管理とエサの管理がとても大切!

正しい環境を作れば、10年以上、時には20年以上も生きてくれます。

水換えを週1回しっかり行う!

水温は15〜25℃をキープ!

エサの量を調整して、食べ残しを出さない!

この3つを守れば、初心者でも安心してアカハライモリを飼うことができますよ!

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